よろず相談所 スタッフブログ

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同意する決意

弁護士の寺田です。

福井県の大飯原発の再稼働に西川福井県知事が同意したとか。
それはさておき、今回取り上げたいのは、西川知事が野田総理との会談で発した「同意する決意を伝えたい」という言葉。
これをどう解釈したらよいのでしょうか。

同意というのは、「同意する」か「同意しない」かのどちらであり、「同意する決意」というのはいかにも曖昧です。
例えば店頭で、「これを買います」、「これは買いません」ならば明確ですが、「これを買う決意です」と言った場合、これはどう解釈すべきなのか。買うのか買わないのか。
また、契約締結段階において、「私は契約する決意です」と言った場合、結局これは契約するという意味なのか、それとも契約しようと決心したが最終判断はおって行いますという意味なのか、何とも分かりにくい話です。

この西川知事の発言をテレビで見て、私はとっさに上記のようなことを考えてしまいました(職業病かも)。

この話に関連して思い出すのは、司法試験受験の際に先輩受験生から教えられた言葉です。
司法試験には、最終試験として口述試験(口頭試問)があるのですが、この口述試験において、ある先輩受験生が曖昧な答えをしたところ、試験官の先生から、「君、法律にグレーゾーンはあってはならないんだよ。(権利は)あるかないかしか答えはないんだ。はっきり言いなさい。」とたしなめられたという話を、その先輩受験生から聞きました。私はこの話にいたく感動し、それ以来、受験時代も実務家になってからも、「ある」、「ない」ということをはっきり言わねばならないといつも心がけています(どうしてもはっきり言えない場合もありますが・・)。

まあ、なかなかはっきりと割り切れないことも多いですが、それにしても今の日本の政治家は、話は長いし、イエスなのかノーなのかよく分からないし、何とも聞いていて疲れます。

私は法律家として、曖昧、紛らわしい言葉を用いることなく(意図的に用いる場合は別として)、明確な言葉遣いをしたいものだと思った次第です。
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