よろず相談所 スタッフブログ

国家5士業が立ち上げた合同会社ANTHEMが監修する「インターネットよろず相談所」 弁護士・司法書士・税理士・行政書士・社会保険労務士のスタッフブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

「分かりやすく説明してほしい」って・・・

弁護士の寺田です。
TPP、消費増税、国防軍、憲法解釈変更・・・
難しい問題が多い昨今にあって、ワイドショーや新聞などでよく見聞きする言葉が「分かりやすく説明してほしい」。これは一体どういうことなのでしょうか。

そもそもこうした問題を、予備知識のない人に対して分かりやすく説明することなどまず不可能であり、まずは自分で本を読むなどして一定の予備知識を身につけることが不可欠です。そうした努力を何もせずに、単に座っていれば誰かが分かりやすく説明してくれるであろう、などと期待するのは全くの幻想というべきでしょう。

さらにいえば、「分かりやすく説明してほしい」などというのは、すなわち、「私はその点について興味もなく、知ろうという努力もしていません」と宣言しているに等しいものなのです。

例えば、東京ディズニーランドに遊びに行くとしましょう。
誰もが、事前にガイドブックを読んだり、インターネットで各種サイトや口コミ情報を調べたり、友人知人に相談したりなど、あらゆる準備をするはずです。「東京ディズニーランドについて私に分かりやすく説明してくれなかったので分かりませんでした」と言い訳する人は1人もいません。やろうと思えば自分でいろいろな情報を入手できるのです。TPPにしても国防軍にしても、一般向けの入門書は多数発売されていますし、インターネットでも山ほど情報を入手することができます。その気になれば十分に情報は入手できるのです。にもかかわらず、なぜかこういう問題に関しては、自分では何もせずに、「分かりやすく説明してほしい」というように他人に責任をなすりつけてしまうわけです。

というわけで、私としては、上記のような問題について、「分かりやすく説明してほしい」などという言葉を人前で口にするのは、自分でできることは十分にやり尽くしたという思いがある場合に限られるべきであると思っています。分からないのであれば、「分かりやすく説明してほしい」などと人のせいにするのではなく、「不勉強のため分かりません。申し訳ありません」と答えるべきでしょう。
スポンサーサイト

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。