よろず相談所 スタッフブログ

国家5士業が立ち上げた合同会社ANTHEMが監修する「インターネットよろず相談所」 弁護士・司法書士・税理士・行政書士・社会保険労務士のスタッフブログ

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連休も終わりました

弁護士の寺田です。
連休も終わりましたね。今日から仕事再開という人も多いと思います。
仕事ができる喜びを感じつつ、張り切って頑張りましょう。

連休中は全国的によい天気でしたが、現在、今年最大の台風が接近しているとのことで、今後、荒れた天気になると思われます。台風の影響を受ける地域の皆様は、どうかお気を付けください。

ところで、今年の8月30日から、気象庁は、これまでの「警報」のさらに上を行く「特別警報」という警報を新設し、その運用を開始しました。この「特別警報」が出されると、気象庁は、「ただちに命を守るための行動をとってください」というアナウンスをします。早速9月16日には、全国初の特別警報が福井県に出され、「ただちに命を守るための行動をとってください」という言葉が連呼されました。

この「ただちに命を守るための行動をとってください」という言葉、皆様はどう思われますか?
最初こそ新鮮だったものの、早くも陳腐化してしまったというのが私の感想です。
記者発表において担当官が心のこもらない話し方をしていることも大きいと思いますが、そもそもこのフレーズ自体があまりにも子供じみているというか、安っぽいイメージのフレーズであることが最大の問題です。「命を守る行動」と言ってもあまりにも漠然としていますし、何となく説明調であり、切迫感が伝わってこないと思うのは私だけでしょうか。それよりもむしろ、「厳重に警戒してください」の方がよほど緊迫感が漂っているように思われます。
「命」・「いのち」という言葉が最近乱用されていることは皆様お気づきのことと思いますが、ついに気象警報にまで「命」・「いのち」が入り込んできたわけです。私としては、「命」・「いのち」という言葉を乱用することなく、より適切な言葉を用いていくべきだと思います。

ところで、最近、いじめで子供が自殺するなどの痛ましい事件が多く起こっています。
こうした事件が起きるたびに、校長先生などが、「子供達に命の大切さを伝えていきたい」などと話すシーンがテレビに流れます。それはそれで素晴らしいことだと思いますが、一体全体、どのような方法で「命の大切さ」を教えようというのでしょうか。そもそも「命の大切さ」なるものを学校で教えることなど可能なのでしょうか。「なぜ命は大切なのか」と問われた場合、一体どのように答えるのが「正しい」のでしょうか。
かくいう私自身、「命は大切だ」ということは頭の中では分かっているつもりですが、なぜ大切なのかと問われると、何とも答えようがなくなってしまいます。「命の大切さ」は、何か本を1冊読めば分かるというものでもないですし、こういう話を聞けば分かるというものでもありません。私自身は、自分が子を持つ親となってようやく、命の大切さを実感できたという気がします。とはいえ、それで本当に全人類的な「命の大切さ」を理解したといえるのか、単に「我が子の命の大切さ」を理解したにすぎないのではないかと問われれば、確かにそうかもしれません。我が子の命が大切であるということは子を持てば誰でも分かることですから、校長先生が言うところの「命の大切さを教える」というときの「命」は我が子の命ではなく(それも含むのかもしれませんが)、より広く「他人一般の命」という意味なのでしょう。とすれば、そうした広い意味での「命の大切さ」をどのように教えるのか、私もぜひ教えてもらいたいと思います。
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