よろず相談所 スタッフブログ

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「多数派」の正体

弁護士の寺田です。

脱原発発言でにわかに脚光を浴びる小泉元総理。
文藝春秋の最新号に掲載されたインタビューやインターネット等において、「俺の今までの人生経験から言うと、重要な問題ってのは、10人いて3人が賛成すれば、2人は反対で、あとの5人は『どっちでもいい』というようなケースが多いんだよ」という発言が紹介されています。

さすが稀代のアジテーターというべきか、物事の本質をズバッと指摘するのがうまいものだと感心しました。特に「あとの5人は『どっちでもいい』というケースが多い」というのは、まさにそのとおりです。

そうした点からすれば、「選挙で当選したから民意を反映している」、「多数派の意思に従うのが民主主義である」といったことを金科玉条のごとく振りかざすのは極めて危険であるということが分かります。
つまり、小泉発言は、「多数派の意思」とやらは実際には極めて曖昧なものであり、仮に80%が賛成しているという結果が出たとしても、その中の50%は「どっちでもいいし、よく分からないので何となく」という層が占めているということを図らずも指摘しているわけです。
私はこれは正当な指摘であると思います。
「多数派」といっても、その実態は、「どっちでもいいし、よく分からないので何となく」派の動きに左右されるいい加減なものなのです。

国民を代表する政治家が、「多数派」、「民意」とやらに迎合することなく、自らの見識によってしっかりと議論することがいかに大切かということを、改めて明らかにした小泉発言について、我々もよく考えてみたいものです。


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